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2024.07.30 RALLY

2024年東北ダートトライアル IN KIRIYANAI 決勝1位【HKS 田口勝彦】

第4戦のダートスプリント in 門前が開催中止となり、実質の4戦目となった切谷内ラウンド。
アップダウンが激しく低速コーナーの連続するこのコースで、
昨年6位に沈んだ雪辱を果たすべくHKS MotorSportはチーム一丸となり挑んだ。
今回は全クラス合わせると140台が参加、Dクラスには12台がエントリー。
今回の天候は2日間通して晴れ、路面も固く踏みしめられていたため練習走行では硬質ダート用タイヤの「ADVAN A036」を選択。
短距離のコースということもあり、いつもより若干高めのエア圧で様子見することに。
今期はGRヤリスRally2、三菱トライトン、
そしてHKSランサーエボリューションとそれぞれ特性の異なる競技車両をドライブする田口選手。
直前に駆ったマシンは三菱トライトンということもあり車重や加速感、ブレーキフィールなどの感覚が合わず、
出だしと前半のヘアピンで失速してしまい大きく出遅れた形に。
しかしそこは田口選手、迅速なアジャストで中間計測以降の区間はクラスのベストタイムを記録。
結果はトップから2.5秒差の8位。
出だしさえクリア出来れば好タイムが狙える希望の持てる結果であった。
練習走行と決勝では一部ルートの追加やパイロンの有無程度の非常に少ないルート変更に留まった。
前日と同じセッティングのまま「ADVAN A036」で送り出す。
鎌田選手が好タイムをマークするも、パイロンタッチで5秒のペナルティ。
続いての谷田川選手も好タイムを記録。一方の田口選手は課題の出だしをクリアし見事中間ベスト。
後半はさらに勢いを増し結果は谷田川選手を0.852秒マイナスでトップタイムをマーク。
全体タイムは1’28.099で第1ヒートを制した。
走行が進むにつれ路面状況が変化し下地の古いアスファルトが見え、ターマックに近いコンディションに。
段差5cmほどの轍が姿を現し路面は硬質ダート。
タイヤは同じく「ADVAN A036」でサスの減衰を小変更で臨む。
注目の鎌田選手はペナルティを回避しつつもHKSの1ヒート目より0.2秒以上のタイム更新。
谷田川選手がさらに0.2秒、炭山選手がまたさらに0.05秒タイムを更新と目まぐるしくトップが入れ替わる大接戦に。
シリーズ連覇のため下位に沈むわけにはいかないHKSチーム。スタートも決まり今までで一番の走りを見せるHKSランサーとドライバー田口選手。
会場全体が注目するなか、中間タイムは32.884と炭山選手を0.3秒上回りトップをマーク。
緊張の瞬間、皆が息を飲んで見守る中叩き出した最終タイムは1:26:389。

7/13 公開練習【Live】

7/14 第1ヒート【Live】

7/14 第2ヒート【Live】

オンボード映像(Katsu Taguchi) 7/14 第1ヒート

オンボード映像(Katsu Taguchi) 7/14 第2ヒート

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