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2023.08.21 SUPER GT

3位表彰台【#6 DOBOT Audi R8 LMS】

予 選
天候 晴れ
コース状況 ドライ
気温 33℃(GT300クラスQ1-A開始時)
路面温度 45℃(GT300クラスQ1-A開始時)予選開始 15時20分(GT300クラスQ1-A組)

5月に開催された第2戦の富士大会で、今季初入賞を果たしたTeam LeMansのDOBOT Audi R8 LMS。さらなる上位を目指すチームは、
Aドライバーの片山義章、Bドライバーのロベルト・メリ・ムンタン、Cドライバーの神 晴也の3人体制で、100周、450kmの長丁場に挑んだ。
GT300クラスでは、全戦でA、Bの2組に分かれてそれぞれ10分間のQ1を行い、各組の上位8台がQ2に進出する。富士スピードウェイで行われる第4戦には27台が参加し、#6 DOBOT Audi R8 LMSはA組でQ2進出を狙う。
#6 DOBOT Audi R8 LMS
予選結果:5位(予選Q1ベストタイム:1分37秒767/片山選手) (予選Q2ベストタイム:1分36秒982/ロベルト選手)
朝から真夏の強烈な日差しが照りつける富士スピードウェイ。予選が行われる土曜日の午前中には公式練習が行われ、
#6 DOBOT Audi R8 LMSは3番手タイムをマークし、仕上がりの良さをアピールする。
15時20分にコースインとなったQ1のA組は片山が担当。3周目に1分37秒780をマークした片山は、5周目に再度タイムアタックに挑み、
セクター1、セクター2で自己ベストを更新。3周目のタイムをコンマ013秒縮める1分37秒767を叩き出し、A組5番手でQ1突破を果たした。
16時13分からのQ2では、ロベルトが3周目に1分36秒982を記録。これにより#6 DOBOT Audi R8 LMSは今季最上位のクラス5番グリッドを獲得、初表彰台獲得に向けて期待が膨らむ予選結果となった。

決 勝
天候 雨/くもり
コース状況 ウェット
気温 27℃(スタート時)路面温度 33℃(スタート時)決勝レース開始 13時45分
レース予定周回数 100周(約450km)
#6 DOBOT Audi R8 LMS(片山&ロベルト&神選手)
決勝結果:3位(所要時間:3時間45分16秒525=93周消化/ベストラップ:1分39秒304=ロベルト選手)

朝の青空から一転、10時前からの雨によりウェットコンディションとなった富士スピードウェイでは、13時45分から決勝レースが行われた。
雨は上がったものの、安全を確保するためにセーフティカー先導でレースはスタートした。
クラス5番手の片山は一時7番手にポジションを落とすが8周目には5番手に順位を戻す。そのまま快走を続ける片山だったが、一部のライバルがウェットタイヤからスリックタイヤに交換するため続々とピットへ向かう。
#6 DOBOT Audi R8 LMSも12周が終わったところでタイヤ交換を行うが、出遅れたことで18番手まで順位を落としてしまう。その後、片山は懸命に追い上げるものの、クラストップとの差は40秒以上の開きがあり、勝負権を失ったかと思われた。
ところが、33周目、GT300クラスのマシンが1コーナー先で車両火災に見舞われたことからセーフティカーが導入される。
17番手の#6 DOBOT Audi R8 LMSとトップとの差は一気に16秒台に縮まる。片山は47周目には13番手までポジションを上げ、ロベルトにマシンを託す。クラス19番手でコースに復帰したロベルトは反撃を開始。59周目には入賞圏内の10番手に順位をアップする。
その直後、GT300クラスのマシンが13コーナーで車両火災に見舞われ、セーフティカー導入後、レースは赤旗中断に。その間に雨が降り出し、各車がウェットタイヤに履きかえたあとレースはセーフティカー先導で再スタートした。
67周が終わったところでセーフティカーランが解除され、レースは終盤戦に。ロベルトは果敢な走りで81周目には表彰台圏内の3位までポジションをアップ。ただ、燃料がぎりぎりだったことから、82周目を終えたところでピットストップを行い、燃料補給に加えて、ウェットタイヤからスリックタイヤに変更し勝負に出た。この作戦が功を奏し、11番手でコースに復帰したロベルトは、ウェットタイヤのまま走る上位勢を次々にオーバーテイク。
そして5番手で迎えた93周目のファイナルラップに、さらに2台をかわして3位でフィニッシュ。Team LeMansは、Audi R8 LMSでGT300クラスに参戦後、初の表彰台を獲得した。
念願の表彰台を獲得したTeam LeMans、第5戦の鈴鹿ではさらなる高みを目指す。

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