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2024.09.18 DRIFT

2024 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.4 SUGO【GOODRIDE MOTORSPORTS】

7月6日(土)・7日(日)の2日間、宮城県のスポーツランドSUGOで、フォーミュラドリフトジャパン第4戦が開催されました。

コースは昨年同様ホームストレートを加速し、アウトゾーン1をクリア後2コーナーを立ち上がってアウトゾーン2を通過。ここから下りながら振り返してアウトゾーン3を抜け、アウトゾーン4を通過してフィニッシュとなります。

グッドライドモータースポーツからは、ワークスドライバーの山中選手・益山選手・日比野選手・大嶋選手、セミワークスドライバーとしてエス選手・麻植選手とフルメンバーで参戦。チーム一丸となって挑んでまいりました。第4戦のMCは前戦に引き続き阿久津栄一さんで、今回の解説は谷口信輝さん、世界配信版はラビー西田さんが担当。ジャッジは今村陽一さん・山中健司さん・深田真弘さんの3名が担当しています。

6日(土)の予選日の天候は晴れ。路面はドライコンディションとなりました。1本目は「クルマの調子がよくなったので絶対に予選を通りたいですね」と気合いを入れていた大嶋選手からスタート。逆振りから進入し、しっかりラインにのせて73点を獲得。続く益山選手は綺麗なライン取りと迫力のある走りで82点、さらにエス選手もキレのある走りで83点、そして前戦はトップ4に勝ち上がった麻値選手も減点があったにも関わらず84点、山中選手もアクセル開度の高い走りで84点を獲得。そして日比野選手は、高い車速と深い角度を両立した走りで暫定トップとなる88点を出してきました。

続く2本目。大嶋選手は1本目に続き綺麗なライン取りでフィニッシュし76点と点数を伸ばして予選通過を狙える位置につけます。そして益山選手も終始アクセル全開で83点、麻植選手も脱輪が気にならないほど深いアングルをつけた迫力の走りで81点を獲得。また、山中選手は1本目ほどの高得点ではないものの、左足ブレーキを巧みに使って77点を出します。そして圧巻だったのが日比野選手。1本目以上に豪快な進入をしたあとは、全てのゾーンのアウトラインをしっかり舐めたライン取りとキレのある振り返しで95点と最高得点を叩き出し、見事単走優勝を決めました。また深いアングルで勢いよくゾーン1に飛び込んだエス選手は、反動でドリフトが戻ってしまい残念ながら0点でした。2本目に得点を伸ばせた選手、伸ばせなかった選手はいたものの、グッドライドモータースポーツとしてはワークス&セミワークスを含め、6名全員がトップ32への進出を決めることができました。

7日(日)の決勝日も路面はドライ。トップ32では、まず日比野選手が塙選手と対戦し、おたがいに距離感の近い追走をしましたが、先行時のライン減点が少なかった日比野選手が勝ち上がります。そして中村マイキ選手と対戦した麻植選手も、後追いで走りが乱れた中村選手に対し先行&後追いともに安定した走りで勝利。さらに斎藤育生選手と対戦したエス選手はワンモアタイムにもつれる戦いに競り勝ちました。しかしそのいっぽう、草場選手と対戦した山中選手は、後追いで草場選手のスピード域の高いドリフトに離され気味になり、先行でも距離を詰められてしまい、まさかの敗退。さらにエコーガオ選手と対戦した益山選手も、後追い時にゾーン2で離されたミスが響き敗れてしまいます。また大嶋選手はこの日リタイアしたため、日比野選手・麻植選手・エス選手の3名がトップ16へと進出しました。

トップ16。まず日比野選手が中村直樹選手と対戦します。先行の1本目、スピートとアングルを両立した素晴らしい走りの日比野選手に対し、中村選手もきっちりと近い距離でついていきます。入れ替えた2本目は、日比野選手も先行の中村選手に離されないよう食らいつきますが、3ゾーンの振り返しで戻ってしまいコースアウト。惜しくも敗退となってしまいました。

次に麻植選手が張選手と対戦。1本目は安定して迫力のある先行を決めた麻植選手ですが、後追いの張選手に終始接近されてしまいます。さらに後追いとなる2本目でも、高いスピード域で走りぬけていく張選手に大きく離されてしまい、ここで敗退してしまいました。グッドライドモータースポーツ最後の希望となったエス選手は目黒選手と対戦。先行の1本目は後追いの目黒選手を引き離し、入れ替えの後追いでは終始距離を詰めて目黒選手を圧倒。トップ8への勝ち上がりを決めました。

チームでただひとりトップ8へ進出したエス選手は、強敵のKANTA選手と対戦。どちらもたがいに距離の近いハイレベルな追走をみせましたが、先行同士の走りをくらべた結果、わずかにKANTA選手に軍配が上がり、エス選手もここで敗退となってしまいました。単走決勝ではチーム全員の予選突破と日比野選手の単走優勝という成果を挙げることができましたが、追走ではエス選手のトップ8進出が最高順位という結果となりました。


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