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2024.10.01 その他

天候に翻弄された最終戦 佐藤琉葵がチャンピオン獲得!

MOTUL KT CHAMP最終大会(第5戦・第6戦)が9月22日に鈴鹿サーキット南コースで開催された。今回が最終戦となるKTチャンプ。この大会を迎える段階で、タイトル争いには9人が残っていたが、そのうち2人が今大会欠場となったため、7人によるタイトル争いとなった。このうち、優位に立っているのは、ランキングトップの佐藤琉葵と上田凌成の2人で、ともに自力でのタイトル獲得の可能性を持っている。

大会当日は朝のうちこそ曇り空だったが、次第に強い雨が降り始め、午前中の第5戦はヘビーウェットでのレースとなった。しかし、雨は午後にも残り、KTチャンプは両レースともウェットコンディションでのレースとなった。その中、快走を見せたのがスポット参戦勢。ランキング上位2名が路面コンディションの変化などに苦戦する中、タイムトライアルトップで第5戦のPPを獲得していた富田蓮が、第5戦序盤からリードを広げる快走を見せる。2番手にはベテランの舟橋弘典が続くが、富田のペースについていくことができず、富田が11秒の大差を付けて独走優勝。2位舟橋、3位は昨年のチャンピオンで今季初参戦の大槻直が入った。
 
第6戦も富田がレースを引っ張るが、今度はこちらもスポット参戦の内田涼風が富田を逆転しトップに浮上。その後約1秒差を付ける走りで、初参戦初優勝を飾った。注目のタイトル争いは、第5戦で10位、第6戦でも7位に入った佐藤が、第6戦5位に入り追い上げた上田凌成らを振り切り、初のメジャータイトル獲得を達成した。

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