工具コラム

2023.05.26
知っとかないTONE

第36回フレアナットレンチ編

工具に関する情報を分かりやすくお届けする【知っとかないTONE!】の連載企画 第36回を公開します。
この連載を読んで、 皆さんもTONE工具マスターになってください。

第36回目「フレアナットレンチ編」

フレアナットレンチは、めがね部の先端が開いており、スパナのように配管の途中にあるナットにも使えるようにした工具です。

フレアナットレンチの特長

フレアナットはパイプなどの付け根にあり、めがねレンチやソケットでは回せません。
頭部先端が開いたフレアナットレンチなら、配管の途中にあるナットを回すことができます。
接触面が少ないスパナよりも安定したトルクをかけることができます。

先端が開いていますが通常のめがねレンチより肉厚にすることで強度を確保しています。

【左】ラチェット機構付クロウフットレンチ【右】首振機構付クロウフットレンチ

クロウフットレンチ

フレアナットレンチでは届かない場所や、力が入らない場所にアクセスできるクロウフットレンチと呼ばれる工具もあります。
使い方はスピンナーハンドルと組み合わせたり、エクステンションで延長して使用します。

豆知識

フレアナットとは、パイプや配管などの連結部にあるジョイント部のナットを指し、空調関係や自動車のブレーキ、クラッチ系によく使用されます。 
フレアナットレンチは形状から先割れめがねとも言われています。
また、クロウフットレンチの「クロウフット」はカラスの足のような形状であることに由来しています。

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