知っとかないTONE
第45回 意外と知らない工具の使い方 「ハンマー編」
工具に関する情報を分かりやすくお届けする【知っとかないTONE!】の連載企画 第45回を公開します。
この連載を読んで、 皆さんもTONE工具マスターになってください。
第45回目は、意外と知らない工具の使い方 「ハンマー編」
間違った使い方をすると工具が破損したり、ケガの原因になります。
正しい使用方法を守って使っているでしょうか?
再認識するために、意外と知らない工具の使い方を紹介します。
ハンマーの使い方
軽く柄を握り力をいれずに頭の重さを利用して振り下ろす。
ハンマーは打撃面の中央でまっすぐ打つ。
中心で打つ時のコツ!!
●弱く打ちたい時は、頭近くを持ちます。
●強く打ちたい時は、柄の端を持ちます。
--- ハンマーの取り扱い心得5か条知ってますか?---
その① ハンマーの打撃時には、打撃面の中心部で打撃してください。(図1)
外周部で打撃した時はバランスが崩れて横、縦振れにより柄が折れたり、打撃面が欠ける可能性があります。(図2)
常に周囲の安全を確保し、保護めがねや防具をご使用ください。
その② 頭部と柄にガタツキがない事を確認してご使用ください。
その③ 用途やサイズに合ったハンマーを使ってください。
その④ 保管は必ず工具箱か指定の場所で、気温の高い所は避けて保管してください。
その⑤ 長期間の使用により、カエリ・まくれが出来た場合は、使用を中止してください。(図3)
【豆知識】
・ハンマー(hammer)は、日本語では槌(つち)とも呼ばれ物を打ち付けたり、 潰したりする工具の総称です。打撃部分が木製のハンマーを木槌(きづち)、打撃部分が金属製のハンマーを金鎚(かなづち)と書きます。
・「とんかち」は「トントン・カチカチ」の擬音語からできた言葉と言われています。