知っとかないTONE
第51回目「トルクレンチ使用上の注意点と保管方法編 」
第51回目「トルクレンチ使用上の注意点と保管方法編 」
トルクレンチとは、ボルトやナット、ねじを適切なトルク値で締めるために使用する精密測定工具です。
精度を維持するため、取り扱いにご注意ください。
トルクレンチは定期点検(校正)が必要
トルクレンチは使用に伴い、トルク精度に狂いが生じる場合があります。
目安として1年に1回の精度確認をしましょう。
トルク管理は、事故やトラブルを未然に防ぐ重要な測定工具です。
「校正」とは、トルクレンチを使用していると徐々に狂いが生じるため、トルクレンチテスタで精度を点検、確認する作業の事です。
プレセット型トルクレンチの保管方法
スプリングのへたりやクセによる精度低下を最小限に抑える為、トルクレンチは能力範囲の最小値に戻して管理・保管してください。
念のため2度締め、何度も「カチッカチッ」はオーバートルク!
プレセット型トルクレンチは、あらかじめ設定したトルク値に達すると「カチッ」という音、または手に軽い「ショック」で、締付け完了します。
※1回「カチッ」と音がしたら、 速やかに締付けをやめてください。