第49回目「タイヤ交換編」
第49回目は、「タイヤ交換編」
タイヤ交換では適切なトルク管理が大切!
安全に走行するためにも、タイヤ交換時はトルクレンチを使用して締め付けをおこないましょう!
タイヤ交換する手順
手順① 輪止めで車両が動かないように固定 (車止めはジャッキアップするタイヤの対角線上のタイヤ)
※輪止めはタイヤを固定できる大きさの石、木片などで代用できます。
手順② クロスレンチ等の工具を使用してホイルナットを少し緩める
手順③ ジャッキを使用して車体を持ち上げる
※ジャッキアップポイントを必ず確認してから作業しましょう!
手順④ 持ち上げた車両の下にジャッキスタンドを設置する
※万が一車体が落下しても事故を未然に防げるため、用意しておくことをおすすめします!
手順⑤ すべてのホイルナットを取り外す
手順⑥ タイヤを取り外す
手順⑦ 新しいタイヤを取り付ける
手順⑧ すべてのホイルナットを仮締めする
※ガタツキが無いように注意しましょう!
手順⑨ ジャッキスタンドを取り外し、車両をゆっくり下ろす
手順⑩ トルクレンチで車種ごとに指定された締付けトルクまで締める
※対角線を結ぶような手順でホイルナットを締め付けるのがポイント
※タイヤ交換後100km程度の距離を走行したらホイルナットが正しいトルク値で締め付けられているか必ず確認しましょう。(増し締め)
ホイルナットの六角二面幅寸法と締付けトルクを事前に確認してください。不明な場合はメーカーに問合せの上、作業を行ってください。
豆知識
プレセット型トルクレンチは「カチッ」と音がしたあとも、締め続けるとねじやボルトに力がかかりオーバートルクになります。また、何度も「カチッカチッ」とすることもオーバートルクになる原因です。
1度「カチッ」と鳴ったら設定トルクに到達していますのでそれ以上締め付けることのないようにしましょう。