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2022.08.31 その他

タイム以上の順位を獲得【朝日ターボ】

全⽇本カート選⼿権 Rd.5,6 APG ⼤会
7 ⽉ 30、31 ⽇

全⽇本カート選⼿権 Rd.5,6 APG ⼤会
タイムトライアル 19 位/35台
第 5 戦 予選 13位/35 台 決勝 10位/35 台
第 6 戦 予選 D N F/34 台 決勝 17位/34 台

後半戦になる A P G ⼤会。昨年は序盤にトップ争いを演じることができた⽐較的相性の良いコース。レースウィークは昨年と違いドライでの⾛⾏でしっかりテストを⾏ったが予想以上に苦戦。タイムトライアルでは課題としている⼀発タイムが出ない。1レース⽬こそ何とか⾃分の持っているタイム以上の順位を獲得できたが、2レース⽬は混戦の中で接触。決勝で追い上げ2レースともポイントを獲得できて良かったが昨年が感触良かっただけに⾮常にガッカリなレースだった。

7 ⽉28〜29⽇ テスト
⽊曜⽇、⾦曜⽇のテストでは 1 ⽇⽬の⾛り始めこそタイムは良かったが、フィーリングはこれまで
タイヤテストではなかった症状がで始めており 1 ⽇⽬からアンダーステアに悩まされていました。2⽇⽬からセットアップで⾊々な⽅向性から探り、気温やコンディションによっては他社に⼤きく近づく時もあり2⽇間のテストでは⼤きく悪い感じはなかったものの根本のアンダーが改善されないのが課題でした。
7 ⽉30⽇ (⼟) 晴れ ドライ
公式練習
午前の⾛⾏では徐々に良くなってきていてタイム差は縮まっていましたが、⾃分はこの公式練習からが⼤きな課題だと思っていました。想定はしていたが、この公式練習でまたコンディションが⼤きく変わりタイムも想定より上がらず。ただここで他社はタイムが⼤きく上がりこの週末で⼀番の差をつけられる。やはりここからが難しい。

タイムトライアル
今回も2グループに分かれての⾛⾏でまたしても後の B グループ。アタック⾃体は悪くなかったが公式練習からタイムを上げることができずグループ 11 番⼿総合19番。トップとはコンマ 5 秒差で前回の菅⽣⼤会と同じく⼀発タイムに課題が残るタイムトライアルでした。

予選
今回は予選もグループ分けで、⾃分は A グループの 10 番⼿から。1台抜けば決勝に向けて2ポジション上げることができるので⾃分にとってはチャンスでした。得意のスタートでポジションを上げて 7 番⼿に。序盤はトップ集団に何とかついて⾏くことができ、前のバトルで⼀時期6番⼿まで浮上するが中盤からペースが厳しくなり離され始め、タイヤも予想以上にキツくアンダーが強くな ってしまい後半はタイヤの摩耗を抑えながら⾛⾏。序盤のマージンと後⽅のバトルのおかげで順位ドロップは 7 位までで済み 7 位でフィニッシュ。予選中のベストタイムは 11 番⼿タイムで相変わらず速くないもののレース展開で上⼿く順位を上げることができました。ただタイヤの摩耗が予選では予想以上にキツくどうするか明⽇に向けての課題が増えました。

7⽉31⽇ (⽇) 晴れ ドライ
公式練習
昨⽇の予選の感触から昼に⾏われる2レース⽬の予選に向けてタイヤの⽪むきをして途中から決勝に向けてのロングランのテスト。昨⽇の予選では順調に順位を上げることができたが、タイヤの摩耗があまり良くなく決勝に向けて改善⽅向を探る為変更。タイムは B S 勢と⽐べて差は⼤きかったが、タイヤの摩耗は昨⽇より改善されている部分があり少し⽅向性を⾒つけました。

決勝
13 番⼿イン側スタート。序盤の争いやタイヤのマネージメントで何とか⼀つでも前でゴールしてやろうという気持ちでいきました。オープニングラップで上がり 7 番⼿に。序盤ではすぐに1台抜き 6番⼿に浮上。トップ集団から離れた場所で後もバトルをしてくれて単独⾛⾏に。このタイミングからタイヤを労わり昨⽇の予選のフィーリングからタレを感じ始めたら⼀気に変化し出すことが分か っていたので後ろや周りのペースを⾒ながらタイヤをセーブしていました。中盤から他社のドライバーがペースアップし始めてついていけなくなりタイムを落とさないで⾛るので精⼀杯。コンマ 3〜4ほど遅く、中盤過ぎからは無理をせずあまりにもペースが違うドライバーは⾏かせてバトルにな ったら集団を作ってしまうリスクを避けるため我慢しながら周回。最後までペースは逆転することはなく、12 位でゴール。他者のペナルティーで繰り上がり10位。スタートでのジャンプアップで順位を上げることができ、トップ10内で終えられたことは良かったです。予選以上に決勝でのタイム差には正直びっくりした。
予選
新品タイヤでの予選では昨⽇の公式練習ではタイヤのオーバーヒートを起こしてしまったこともありこの予選が⼀番⼼配でした。更に1レース⽬は予選落ちがあった為2グループに分かれて予選が⾏われたが1台リタイヤしてしまったので本来の1グループでの予選に。順位を上げるのが難しい状況になりました。19 番⼿スタートからスタートは⽬の前のクラッシュが3回ほど起こりギリギリ避けながら突破し順位アップ。15 番⼿ぐらいまでポジションを上げることができたが序盤から昨⽇の予選と違いペースが上がらない。それでも何とか前のバトルなどで上⼿く順位をキープしてタイヤを労わりながらレースを展開していたが、ラスト3周の最終コーナーで前のバトルの混乱に巻き込まれてしまいクラッシュしリタイヤ。昨⽇の予選以上に後⽅からのスタートとペースが悪かったので難しいレースでした。

決勝
リタイヤにより 30 番⼿からのスタート。この週末はずっとタイヤの摩耗を改善しようとするとタ
イムが出ないのとフィーリングが悪くなり、フィーリングを良くするとタイヤの摩耗が悪くなる症状がずっと続いていてこのバランスを良くするのに⾮常に苦戦していました。決勝に向けてチームと相談してどっちに振っていくかを決めて決勝にいきました。スタートは⼀番混乱が起きない後⽅のスタートだったこともあり、1周⽬から⼤幅にジャンプアップし、17 番⼿あたりまで浮上。これまでのヒートから序盤はいけるだけ⾏った⽅がいいなと思ったので決勝は序盤からプッシュして序盤の若⼲のマージンがあるうちに順位を上げていく。中盤からはペースが上がらず徐々に後退。後半は序盤のプッシュの影響もありタイヤも摩耗も悪くペースが落ちてしまい最後は単独で 18 位でゴ ール。ペナルティーの繰り上がり 17 位で終えました。
昨年は⼀時期トップを⾛り序盤は良いレースができていて今年こそはという思いで A P G
へやってきましたが、テストの段階から他社との差が予想以上に⼤きく苦戦。今年の⼤きな問題の⼀発タイムも改善できず難しいレースウィークでした。ここ最近はタイヤテストや前週のスポーツ⾛⾏などではタイムやフィーリングは良いもののいざレースウィークに⼊り他社のスペシャルタイヤが⾛り出すと⼤きくフィーリングが変わりレースウィークにしか出ない症状が多くこの対策ができていないのが現状です。ただその中でもレース展開やチームとタレないセットや乗り⽅など研究し1レース⽬ではダンロップ最上位、そして唯⼀2レースともポイントを獲得できたのは良かったです。もう後半戦に⼊りなかなか苦戦が続いていますがチームやダンロップタイヤ様と共にできることや課題を⼀つずつ克服していきたいと思います。ダンロップ様やチーム、スポンサー様、応援してくださっている⽅々応援ありがとうございました。次回は OKCHAMP シリーズの最終戦になります。このワンメイクレースで速さや強さを証明しながら2レースとも優勝を狙っていきたいと思います。

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