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2023.10.31 MFJ

2人とも大きく成長した2023年シーズン【WORK NAVI Nitro Racing】

2023年シーズンの全日本ロードレース選手権シリーズは三重県・鈴鹿サーキットで最終戦を迎えた。
JSB1000クラスにフルエントリーしている芳賀瑛大は、ポイントを獲れなかったため今回は参加できないことになった。
WORK NAVI Nitro Racingのベースのある名古屋から近く、スポンサーや応援してもらっている方に見に来ていただくには一番の鈴鹿ラウンドに出られないのは痛恨の極みである。
主催者推薦で出場できないか鈴鹿サーキットと一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)に掛け合うが、ルールだからと、かなわず。
エントリーの多かった時代ならステータスがあったが、今には合わない制度であり、最低限フルエントリーのライダーは出場が認められるべきだ。
なぜなら年間の予算を決めて参戦しており、最終戦だけ出場できないのはスポンサーを始め、応援していただいている方に失礼にあたるからだ。

最終戦鈴鹿は事前テストがなく木曜日の特別スポーツ走行から走り始める。涼大は昨年の最終戦以来の鈴鹿走行となり、1本目に2分14秒394、2本目に2分13秒197、金曜日は2分12秒598とタイムは着実に詰めていたが、マシンセットが思うように進んでいなかった。
公式予選では2分11秒841と昨年のタイムはクリアしたが、ほぼ同タイムで8番手。何とか3列目を確保していた。

決勝日朝のウォームアップ走行は朝まで降っていた雨のためにウエットコンディション。レースはドライとなる可能性が高かったが、ウエットもしっかり走り2番手タイムを記録していた。

日曜日の最後に行われたST600クラス決勝。涼大は、スタートで少しでもポジションを上げたいとこ ろだったが、逆に出遅れてしまう。
初めてローンチコントロールを使ってみたのだが、今回は裏目に出てしまう。
オープニングラップを12番手で終えると、2周目に1つ、3周目にも1つポジションを上げ10番手に浮上。
さらに前を追っていくが、思うようにペースを上げることができず後ろからきた菅原選手とバトルを繰り広げる。
10周目に前に転倒があったが、一つポジションを落としたため10位でゴール。

シリーズランキングも10位となった。

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