MOTOR SPORTS info

2024.10.26 DRIFT

2024 D1GP Rd.5.6 EBISU DRIFT【山口孝二、目桑 宏次郎】

コースは例年どおり西コースで、競技区間もほぼおなじだが、スタート進入ストレートにS字の様なラインが引かれておりこれによりS字の様に逆振りを入れてから1コーナーに進入を行わなければならず選手によっては難しいレイアウトとなっている。更にコース内アウト側に3箇所設けられたゾーンを入口から出口まで全てを走り通らなければ減点となる。ゾーンを意識し過ぎて減速気味になるとDOOSの得点が伸びないなどドライバー泣かせのコースレイアウトとなった。今回も木曜日の任意の走行練習からエビス入りをし金曜日の公式練習と併せ本番のコースを使った練習を積みメカニックと共に調整を行いレースへ備える。

Rd.5
この日43台エントリー中38台と多数のチームがクラッシュを経験しリタイアを余儀なくされる中、何とか修復は終え間に合わせるも急場しのぎでの修復となり不安と隣り合わせである事は否めない。

16号車 山口選手
まずはBEST16進出を狙う単走1本目ストレートからの第1ゾーン進入時足回りのトラブルでドリフト継続が不可能に、 2本目は走行を断念。今回16号車は目立ったトラブルもなかっただけにこのタイミングでのトラブルは悔やまれる結果となった。

79号車 目桑選手
少しでもポイントを取りたい目桑選手だが車両の状況的には厳しい戦いとなる1本目。何とかゴールまで走り切ったが第2ゾーンでコースアウト減点が入り94.5点と依然厳しい状況には変わりない。続く2本目スタートしたがエンジンや車両が悲鳴をあげており目桑選手の判断でドリフトを断念する。これによりRd.5はBEST16を逃す結果となった。本来1番走りたいのは選手本人でありこの決断をする事は目桑選手にとっても苦渋の決断であったが、この後続くRd. 6更にはオートポリス戦・お台場戦と連戦が続く為、ここで無理をして車両を酷使しエンジンを壊して無にするよりも次に繋げる選択をした目桑選手は最善の決断だったといえる。

Rd.6

79号車 目桑選手
もちろん昨日に引き続き消して万全とは言えない中での1本目。車両への負担も考えながら今できる精一杯の走りをする目桑選手。第2ゾーンやや早く離れてしまいマイナス1の減点が入り95.6点となる。続く2本目も点数は伸びず第1ゾーン手前でインカット減点を取られ94.4点と今回は本来の目桑選手の攻める走りが出来ず悔いの残る結果となった。

16号車 山口選手
昨日のRd.5では車両のトラブルで走行が出来なかった無念を晴らしたい山口選手の1本目振り出し位置が遅れスピンしてしまった。2本目渾身の走りを見せDOOS得点を狙ったいい走りを見せるもギリギリのところでゾーン減点を引かれてしまい95.6点と惜しい結果となった。

今回のEBISUラウンドは車両トラブルやクラッシュなど両選手終始厳しい戦いとなったが選手・メカニック共にできる事が限られた環境の中できる最善を尽くした事は間違いない。

関連記事