2024 D1GP Rd.7&8 AUTOPOLIS DRIFT【TOP Team G-meister】
コースレイアウトは前年度とほぼ同様だが、他選手からも【難しい】と言われるオートポリス。コースをD1周りで使用し、メインストレートからスタートしファイナルコーナーを曲がって立ち上がっていくところでフィニッシュする。通過指定ゾーンの位置も前年度とほぼ同様だが、今年はゾーンを最初から最後までトレースすることが求められるようになったため、完全にはずした場合だけでなく、途中で入ったり出たりした場合にも減点が入る。
Rd.7
地域柄天候の変化も激しく競技中にも路面コンディションは大きく変化した。この日は朝から雨ではじまった。前日の公式練習はドライだったので、チェック走行だけでウエット路面の走りかたをつかまなくてはいけない。単走ではウエット時の方式が採用され、4つにわかれたグループの各上位4名の選手が追走進出となる。その為、抽選でのくじ運も大きく影響される事となるが残念ながらこの日TOP Team G-Meister山口・目桑両選手は奇しくも同じAグループとなり狭き門を2名の選手が奪い合う結果となった。
単走
16号車 山口選手
前年度追走進出を果たしたオートポリス。筑波サーキット同様大きなコースには比較的強い山口選手は公式テストから周囲もアッと驚く高得点を叩き出していたが昨日のドライ路面から一変ウェット路面での走行はやはり難易度は高く勢い余って1本目2本目共に第3コーナーでコースアウトをしてしまい87.6点・87.9点と残念ながら単走22位で通過ならずとなった。
79号車 目桑選手
他の選手同様ウェットでの走行は数本しか走ってないにも関わらず持ち前の鋭い感覚と腕前で1本目で88.8点と上手くまとめ単走16位通過となった。
追走
ベスト16
目桑選手の相手はこの日単走優勝を果たしたベテラン上野選手。雨も止みまずは後追いからのスタート!誰が見てもカッコイイ!周囲を圧倒した これぞ目桑の走り!!と言える攻める後追いで上野選手を追い込み後追いポイント12.7点と10点以上のアドバンテージを取った。その後入れ替え後も勢い止まらずこの日の単走優勝した上野選手にあっさりと勝利した。
ベスト8
対戦相手は日比野選手。目桑選手の後追いガッチリと日比野選手をマークし後追いポイント10と好調な走りをするも先行時アンダーでややドリフトが戻った減点を拭い切れずRd.7は総合8位入賞という結果となった。
Rd.8
前日の雨は上がり、朝から快晴。この日はドライ路面で競技がスタートした。予報では午後に雨マークがついていたが、けっきょくほとんど降ることはなく、最後までドライコンディションで競技がおこなわれた。オートポリスのドライ路面に強い山口選手に期待度が高まる!
単走
79号車 目桑選手
昨日同様Aグループで始まった目桑選手。1本目D1GP解説者など周囲も唸るカッコイイ走行をするもDOSS点が伸びず96.6点となる。2本目DOSS点は高得点を取るもゾーン減点など取られ95.6点と予選敗退してしまう。目で見てカッコイイドリフトとDOSS点が取れるドリフト。圧倒的に見る人をワクワクドキドキさせて魅力する目桑選手の走りだが、点が取れる走りとは別問題と言うことが今まで以上に浮き彫りになり今後の課題となった。
16号車 山口選手
Bグループでの走行。筑波サーキット頃から加速スピードが光る山口選手!国際サーキットで本領発揮となる!1本目でしっかりと加速し1コーナー奥で一気に角度を付けそのままラストまで綺麗なドリフトを決め97.8点と追走進出を決めた!
追走
ベスト16
対戦相手はS15田野選手。まずは先行田野選手、後追い山口選手からのスタート!前半後追いポイントを取るも先行を行く田野選手とのスピード差により少し詰めすぎてしまいブレーキをかけてしまった為後半やや離されるも96.9対99.2と2.3点のアドバンテージを取るも安心出来ない戦い。続いて山口選手の先行ではいつも通り自分の走りをみせたが田野選手が全く付いて来れずこの勝負山口選手が掴み取った!
ベスト8
対戦相手は目桑選手は幾度となく戦っている中村選手!先行中村選手の速さに付いて行くことが出来ず追っかけモードに入ってしまい勢い余ってコースアウト…-10点の減点が入ってしまった!これが大きく響き最終6位でオートポリスを終えた。