苦しみ続けた今シーズンの戦いが終わる【平良響、国本雄資】
2024年スーパーフォーミュラ選手権のファイナルラウンド2連戦の2戦目は、第9戦として11月10日(日)三重県の鈴鹿サーキットで開催されました。
最終戦となるこのレースでNo.20 国本雄資は14位からスタートし、粘りの走りでレース終盤に12位にポジションアップしてフィニッシュ。スーパーフォーミュラ3戦目のNo.19 平良響は19位からスタートしピットインのタイミングで一時は最後尾まで下がるも、終盤に3台をオーバーテイクし17位でフィニッシュ。
ITOCHU ENEX TEAM IMPULは2024年スーパーフォーミュラのすべての戦いを終えました。
11月10日(日)予選
天候/曇り コースコンディション/ドライ
気温/17℃ 路面温度/19℃
11月9日(土)の第8戦から一夜明け、11月10日(日)に2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦(第9戦)が開催されました。
昨日の予選と気温、路面温度とも大きな変化はありませんでしたが、曇り空のため実際には昨日より肌寒く感じるコンディションとなりました。午前9時15分からの予選Q1AグループにはITOCHU ENEX TEAM IMPULのNo.20 国本雄資が出走。国本のマークしたタイムは1分38秒228で前日の第8戦と同じ7位。続いて行われたQ1BグループにはNo.19 平良響が出走。平良のマークしたタイムは1分39秒054で9位。今回も予選に苦しんだITOCHU ENEX TEAM IMPULの2台はQ2に進出することができず、予選総合結果でNo.20 国本雄資は14位から、No.19 平良響は19位から約4時間後の決勝をスタートすることとなりました。
11月10日(日)決勝
天候/くもり コースコンディション/ドライ
気温/20℃ 路面温度/25℃
5.807km×31周=180.017㎞
観客/1万9000人
前日と同様、予選から約4時間30分のインターバルで、14時30分にフォーメーションラップがスタート。1周を経て再びスターティンググリッドについた21台は14時34分27秒に一斉にスタートし、2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦の火ぶたが切られました。
14位からスタートしたNo.20 国本雄資はNo.55 大津弘樹を抜き13位にポジションアップ。No.19 平良響も6周目のシケインの進入でNo.14 大嶋和也を抜き18位にポジションアップしましたが、7周目にNo.12 三宅淳詞に抜かれ再び19位となりました。そしてNo.20 国本雄資も8周目のスプーンコーナーでNo.7 小林可夢偉に抜かれ14位となりました。タイヤ交換が可能になる10周を終了した時点でNo.20 国本雄資は14位、No.19 平良響は19位とスタート時点と同じ順位を走行していました。ここからタイヤ交換のためにピットインする車両が続々と出始め、N0.20 国本雄資もピットイン。一方、No.19 平良響はステイアウトの戦略を取りました。その後、レースのほぼ半分に差しかかかった15周終了のタイミングでNo.19 平良響もピットインし、最後尾の21位でコースに復帰し、20周目のヘアピンコーナーでNo.55 大津弘樹を捕らえ20位にひとつポジションアップ。この時点で13位を走行していたNo.20 国本雄資はシケインでNo.37 笹原右京を抜き12位となりましたが、22周目にNo.50 木村伊織に抜かれ再び13位へ。31周のレースの残り7周、No.19 平良響はシケインでNo.53 Jujuを、残り6周の第1コーナーでNo.4 小高一斗を、残り3周のシケインでNo.12 三宅淳詞を、立て続けに3台を抜き17位でチェッカーを受けました。終盤13位を走行していたNo.20 国本雄資も最後まで粘り、ファイナルラップ直前のシケインでNo.38 阪口晴南を抜き12位でフィニッシュしました。
このレースをもって2024年全日本スーパーフォーミュラ選手権は終了。
苦しい戦いとなったITOCHU ENEX TEAM IMPULはチームランキング8位。No.20 国本雄資はドライバーズランキング13位、No.19 平良響はドライバーズランキング17位でシリーズを終えました。