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2024.07.30 DRIFT

GRカローラを完成 新たな挑戦【松山北斗】

今シーズンから新車両のGRカローラでの参戦。昨年末から製作を続けていたカローラをひと月前に完成させ、3回のテスト走行(すべてDRY)で特性の確認と改善を実施。
スープラとは大きく特性が異なるが非常に安定した挙動で乗りやすさを感じる車両。
マイナートラブルはありつつも大きなトラブルは無く奥伊吹戦に臨んだ。

Round.1 レース総括
天候は晴れ。
朝のチェックランではエンジンの様子を見ながら走行。前日ブローのハッキリとした原因が掴めなかった為不安があったがトラブル無く順調に走行。
単走決勝
Cグループ8番目に走行
1本目 通過点を取るためしっかり抑えるところを抑え走行。97.6点をマーク。
思いのほか点が伸びずこの時点では追走進出が微妙な点数となってしまった。
2本目 1本目で3・4セクターの点が低かった為3セクターの振りと4セクターの角度を意識して走行。得点は98.5点に伸ばすことができたが8位で通過となった。

追走
[ベスト16_蕎麦切選手との対戦]
蕎麦切選手も今年からマシンをチェンジしGR86での参戦。1本目先行からのスタートで蕎麦切選手が
入り切れず僅かな点差で入替え。この2本目がGRカローラでの初めての追走だったため少し思い切り
行けない部分があったが素直なマシン挙動で何とか近づくことはでき僅差で勝利できた。

[ベスト8_中村選手との対戦]
単走優勝の中村選手。1本目後追いではスタート後の右折でリズムが合わず若干離される。その後は比較的狙い通りの追走ができたが、入れ替えた2本目に中村選手が上回る後追いを見せ敗退となってしまった。

Round.2 レース総括
天候は雨。雨量も安定せずその時によって路面の水深も大きく変わる難しいコンディション。
前日の走行後のメンテナンスで載せ替えたエンジンにもややダメージの兆候が見られた為
トーナメント後半の戦いに備えるべく朝のチェックランをキャンセルし走行本数を減らした。
単走決勝
雨があがりドライで始まった単走だったがAグループの途中から降雨となりAグループは走り直し。雨天時のルール適用により単走はA~Dグループのそれぞれ上位4台が追走に進出。
Bグループ8番目に走行。ウエット路面でGRカローラを走らせるのは初めてで、ウォームアップの
1周で感覚を得ようと走行。しかしドライの時とは大きく性格が異なりピーキーで1コーナーでスピン。
本番の1本目は丁寧に乗ることだけ意識し走行。抑えるつもりでも急激な挙動になる部分が
上手く点数にもつながり92.9点。この時点で追走進出は決定。
2本目少しだけ勢いを意識した走行。角度を大きく付けるが角度にはしっかり耐えるマシン特性
で走り切ることができ94.8点。以降全グループ走行終了までこの点数を超えられる事はなく
単走優勝を獲得することができた。

追走
[ベスト16_三好選手との対戦]
三好選手は今年からD1GPへ参戦する選手で乗っているこのGR86は松山が2022年にFormulaDriftJAPANに参戦しシリーズチャンピオンを獲得した際に乗っていた個体。
1本目先行はミスの無いように丁寧な操作を意識して走行。三好選手はついてくることができず
先行でポイントをリードできた。2本目相手が遅いことは分かっていたので無理せずウェットの
追走練習程度に考え走行。しかしゾーン1付近でドライブシャフト破損によりドリフトが戻ってしまい
敗退となった。

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