天候と運に涙する結果 【Team G-meister】
2024年グランツーリスモD1グランプリシリーズは、5年目となる奥伊吹モーターパークで開幕。スキー場の駐車場を使った特設コースで、第1戦と第2戦が2日連続で開催された。
昨年からの変更点としてコース上に設けられた3つの通過ゾーンを車体のどこかが掠めれば良かったが今年からはタイヤがしっかりゾーン上を通過しなければいけない!更に目視審査員が2人から3人へ変更となり昨年よりもかなり厳しい審査となる。
また、タイヤのレギュレーションが変更された為タイヤの使い方なども大きく得点に関わって来るだろう。
Rd.1単走
Aグループ目桑選手
得意の奥伊吹という事もありもちろん狙うは単走優勝!1本目からスピードを付けキレのある振り出しと大きな旋回でコースを大きく使い98.6点とこの時点でトップとなるが優勝を狙う目桑選手はもう少し点を上げて起きたい2本目に力が入り過ぎやや勢いが付きすぎこの日は98.63点7位で追走進出となった!
Bグループ山口選手
車両の調子も上がって来ておりまずまずの山口選手!1本目1コーナ ー振り出しでミスをしてしまいそのまま立て直す事が出来ず47.9点となる。2本目落とせないプレッシャーからか小さくまとまってしまい94.8点予選敗退となる。
Rd.1追走
BEST16 目桑選手vs畑中選手
まずは目桑選手先行時98点と安定した走りで5点差と経験的にも優位な状況で後追いを迎え201.7対199と無事にBEST8進出を決めた。
BEST8 目桑選手 vs斎藤太吾選手
車速の差が気になる戦いとなるが目桑選手は奥伊吹ストレートからの進入の速さには定評がある!
後追い目桑選手からのスタート!やはり持ち前の速度がついた進入で1コーナーから斎藤選手をマークするも先行の斎藤選手も負けずにいい先行で98対104.3と気が抜けない入替え後で、後追いにて確実に98点台の良い先行をするも後追いポイントを斎藤選手が僅かに上回り203.7対202.3とたった1.4点差で惜しくも敗退となり第1戦は最終順位5位となる。
Rd.2
朝からわずかに小雨が降ったり止んだりという天候だったが、路面的に競技はドライでスタートしたが途中雨が強くなりBグループからウェット宣言が出た為Aグループは再走が行われる事となった。
ウエット宣言が出されると時間帯によって路面状況が変わる為、グループごとにDOSSのウエット係数が決定されこれにより、単走優勝の順位は全員の得点を横並びで決定するものの、追走進出は各グループの上位4名という方式になる。
単走
Aグループ1番手の目桑選手。
走行時点ではドライであるがこの後ウェットになる事が予想もされる。とは言え自然を相手にどうなるか分からない為、全走行全力を尽くすしかない!前日の悔しさをバネに1走目渾身の走りで98.3点とまずまずの高得点を獲得。Aグループ後半から雨がポツポツ降り出しBグループからウェット宣言が出された為、雨の日のルールが適用される事が決定した。目桑選手グループ2位で追走進出となるも、単走の順位は全体の得点で決まる為Aグループは全員再走を行う事が決まった。これによりAグループ前半の選手はドライ路面で走っている為後半の選手よりもタイヤが消費されており、かなり不利な状況となるが今年からタイヤのレギュレーションも変更されており本数に
制限がある為タイヤ交換が出来ない中での戦いになる。
Bグループ山口選手。
昨年E92に乗り換えてからテストなどを含めてもこれがウェット路面での走行が初めてとなる山口選手。
1本目ドライ路面との差を確かめながら走行し89.4点。2本目は先程よりアクセルを踏み込み勝負に出るが見た目の勢い程点は伸びず90.9点とグループ7位で追走進出ならずとなった。
Aグループ再走。
他の選手より不利な状況の中、山口選手同様1本目はウェット路面を確かめながら走行を行い続く2本目に勝負をかけ追走進出を狙う鋭い角度で進入するが攻めすぎたかコースアウト減点が取られ91.1点と残念ながら予選敗退し今回は天候と運に涙する結果となってしまった。
残念ながら、両選手Rd.2は予選敗退となるが予選敗退者の中から人気投票で決まるYouTubeLIVEでの解説者として目桑選手が選ばれチャンネル登録者数42万人を超えるD1GP公式LIVE配信へ出演し分かりやすい解説で目桑選手並びにチームの更なる周知に努めた。