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2024.09.11 MFJ

2024MFJ シリーズ第5戦 もてぎ2&4レース【秋吉耕佑】

今シーズン後半戦は、モビリティリゾートもてぎの全日本ロードレース選手権第5戦でスタートする。

この第5戦に向けプライベートテストを行い、2024年モデルマシンのセッティングを進めてきた。また、第1戦、2戦の転倒により怪我を負ったライダーの両肩はこの2ヶ月で完治はしていないが、地道なケアとトレーニングを重ね、戦う準備をしてサーキット入り。昨シーズン開幕戦の成績と同じ6位入賞をチーム目標にウィークを迎えた。

23日、1本目の走行でセッティングを確認し、更に改善。2回目の走行ではタイヤを新品タイヤに履き替え、更にセッティングを詰めていったが、ヘアピンを立ち上がりダウンヒルストレートに入ったところでトラブルが発生し転倒。高速での転倒だったためマシンにダメージがあり2024年モデルでは戦えない状況になってしまった。

翌日24日の予選、秋吉は2022年モデルマシンに乗るとピットを出た。1周目でマシンの状態を確認し、3周目でアタック。1回目のピットインでセッティングを再調整すると再度アタック。2回目のピットインで新品タイヤに履き替えアタックし、ベストラップタイム1分50秒632を記録し、15番手で予選終了となる。

予選後、ピットの中では決勝に向けた作業が始まった。メカニックはマシンをメンテナンスし、秋吉の走行コメントを基にセッティングする。その横で、秋吉はデーターロガーで細部まで丁寧にチェックし、更にタイムを縮めるポイントを探した。翌日24日のウォームアップ走行は8:30から開始した。予選後に変更したセッティングを確認し、微調整をするため8周目でピットインするが、時間切れで走行終了となる。

決勝は公式予選のベストラップタイムにより15番グリッドからのスタートとなり、コースはドライコンディション。秋吉は、サイティングラップでマシンの状況を確認し15番グリッドにマシンを置いた。レッドシグナルからブラックアウトに変わると一斉にマシンがスタート。秋吉は密集したマシンの集団が落ち着くのを待った。2周目から順調に前方のマシンをパスして行くと9周目で10番手まで順位を上げる。しかし11周目に入る頃には秋吉の両肩は限界に来ていた。フルブレーキングの衝撃に両肩が耐えられず、肩の力が抜けてしまう。やむなく、スピードを落とすしかなかった。その後2台にパスされ12位でチェッカーを受けた。決勝後の車検で、上位マシンの整備不良が確認され、正式には11位と発表された。

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