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2024.09.28 MFJ

ポジティブな内容となったオートポリスラウンド【関口太郎】

第5戦もてぎ2&4レースから2週間後に行われたシリーズ第6戦オートポリス。前週には事前公開テストが予定されていたが、Team TAROは予算の問題としてSUGOに続きキャンセルを決めていた。そんなTeam TAROにとって追い風とも言える出来事が起きる。大型で足の遅い台風10号の影響を受け事前公開テストが中止となったのだ。これで他のエントラントと同条件にレースウィークをスタートできることになっていた。

レースウイークの天敵はオートポリスにしては珍しく安定し、すべてのセッション、レースはドライコンディションで行われた。初日の一本目の走行では、まず昨年のセッティングで走り出し、2本目では若干セッティングを変更しつつ、タイヤセレクトを行い1分50秒642をマークし12番手につけていた。

30分1セッションで行われた公式予選は、最初のアタックで1分50秒380を記録。ピットインし、足回りをアジャストして、セッション終盤にニュータイヤを履いてアタックすると1分49秒台に突入。1分49秒867で13番手、計測最終周にマークした1分50秒342がセカンドラップタイムとなり、こちらも13番手と両レースとも同じグリッドからスタートすることになっていた。

迎えたレース1。スタート直後の位置取りが良くなく集団に飲まれてしまう。オープニングラップは、12番手につけ前を追って行く。すると、前でコースアウトやペナルティを受けるライダーがいたため徐々にポジションアップ。さらに前を狙って行くが7週目に転倒があり赤旗中断。残り8周で再スタートが切られることになる。

3列目9番手グリッドから2度目のスタートを切ると、今度はベースアップもうまく行き2週目には8番手に浮上する。中盤には、1台にかわされ9番手となるが、何とかシングルフィニッシュを果たしたいところだった。しかし最終ラップに一つポジションを落とし10位でゴールとなった。

レース2に向けて朝のウォームアップ走行で試したセットに手応えがあり、さらに上位を狙っていたのだが、レースが始まると今ひとつ序盤にペースを上げることができない。ライディングでアジャストしていくが、ストレートでかわされてしまう。そのまま周回を重ねていき、最終ラップに前で転倒があったため、一つポジションを上げて12位でゴールした。

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