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2024.10.18 MFJ

限られた時間の中で合わせた帳尻 全日本選手権シリーズ第7戦【関口太郎】

全日本ロードレース選手権は旱くも残り2戦となった、シリ ーズ第7戦は岡山県・岡山国際サーキットで開催された。 前週に行われた事前テストは、今回も予算の問題でキャンセル。 レースウイークからのスター トとなっていた。少しでも多く走りたいところだったが、初日となった金曜日の1 本目で電気系トラブルが発生し、 ほとんど走ることができ なかった。 この出遅れは痛かったが、 昨年のデータをもと に 今年のコンディションに合わせて足回りを詰めていくが、初日の感触は今ひとつというところで、まだまだ攻められる状態になっていなかった。

土曝日の公式予選は決勝を見据えてユーズドタイヤでスタート。この辺りは事前テストができていないしわ寄せが来ていたが、 セッション終盤にニュータイヤを履いてア タック。単独で走るように心掛け、 ほぼ自己ベストと同タ イムの1分32秒700をマーク.金曜の2本目と予選のみしか走っていない中では、まずまずのタイムだったが、まだ気持ちよく走れる状態ではなかった。決勝日朝のウォ ームアッブ走行では、 予選からの延長線 上でマシンセットを進めていくとユーズドで1分32秒900を記録。決勝に向けて、 いいところまで来ていた。

9月下旬にしては暑いコンディションとなった岡山ラウンド。決勝が行われた日曜日も雲は多かったが観戦には良い一日となっていた。レースがスタートすると直後のMCシケインで大渋滞となっていたところ、児玉選手と接近し行き場がなくなり失速。前の集団に離されてしまう。そこから1台、また1台とかわし12誉手に浮上。さらに前を走る清成選手を追っていくが、8周目に入ったところで赤旗中断。残り15屑で再スタートが切られる。2度目のスタートは、スタートダッシュはまずまずだったが、1コーナーのポジション取りがうまくいき再び清成選手を追っていく。そのテールを捕らえると6目目のダブルヘアピン進入でパス。前方には、 7位争いの集団が見えていた。レース終盤になると、その集団の中から溢れてきた長島選手に迫っていくとテールtoノーズとなる。何とかかわそうとバッシングを仕掛けたが、抜ききれず11位でチェッカーフラッグを受けたのだった。

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