工具コラム

2024.05.17
新人が聞く!TONE社員おススメ工具

新人が聞く!TONE社員おススメ工具【プレセット形トルクレンチ】

みなさんこんにちは。TONE株式会社 企画課の新人社員Tです。
この「社員に聞いたおススメTONE工具」では、私がTONEで働いている人に【個人的おススメ工具】を聞いて、なるべく分かりやすく皆様にご紹介できれば…といった企画になります!(決して私の勉強ついでではありません…!!)
少しでも皆様の工具選びの参考になればと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!!


第2回目はTONE株式会社がまだ「前田金属工業株式会社」だった時から働いている勤続30年の大ベテラン業務課Oさんに突撃です!!(私がまだ生まれる前からTONEで働いているなんて不思議な感覚...)
これは面白い話が聞けるに違いありません!!

-Oさん今日はよろしくお願いします!!
Oさん「よろしくお願いします。面白い話ができるかは分かりませんが、お手柔らかにお願いします。」

事前に面白い話をお願いしますとお伝えしていたのですが、見事にけん制されてしまいました...。

-気を取り直して、早速ですが、TONEを知り尽くしたOさんが選ぶおススメ工具を教えてください!!
Oさん「私が選ぶTONEおススメ工具は【プレセット形トルクレンチ】です。」

2回目でTONEの花形工具である『トルクレンチ』の登場です。
皆様もご存じかもしれませんが、トルクレンチはボルト・ナットを規定のトルクで締め付けることが出来る作業工具です。車・バイクいじりをする方々には馴染み深い工具の一つではないでしょうか?

定番のTONEプレセット形トルクレンチ!!
画像は測定範囲40~200N・mの【T4MN200】(左)と測定範囲5~25N・mの【T3MN25】(右)です。

-トルクレンチを選んだ理由を教えてください!!
Oさん「それはやっぱりTONEの技術を盛り込んだ使いやすさですね。トルクレンチといえば主目盛・副目盛を用いてトルク値を設定するものが一般的かと思うのですが、TONEのトルクレンチは【より見やすく・設定ミスを減らしたい】の思いから、独自開発の機構を採用した【ノブを回して表示される数値を合わせる】という、とても簡単なものになっています。」

画像を見ていただければわかる通り、かなり見やすくなっていますね。これなら設定ミスも大幅に減りそうですし、作業中不意に設定トルクが変わってしまうこともなさそう。

上が主目盛・副目盛を用いてトルクを設定するタイプで、下がTONEの数字を合わせるタイプです。
見やすさは一目瞭然!!
トルクレンチ後端のトルク設定ノブを回して数字を合わせます。

Oさん「実は現行のトルクレンチはデザインが変更された2代目で1代目が出たのは2000年で約24年前なんです。発売当初、私はマーケティング部に所属しており、中心となって販促・広報活動をしていました。それもあってかなり思い入れのある工具なんです。」

何と、まさか私が現在所属している企画課の前身であるマーケティング部の大先輩だったという衝撃の事実…!!

-ぜひ当時のお話を聞かせてください!!
Oさん「当時TONEとしてこのトルクレンチはかなり気合の入った製品でした。テクノカーというTONEの工具を満載した展示車両で各地を走り回りユーザー様の声をとにかく集めて作ったのが、このトルクレンチなんです。製品完成後はテクノカーでユーザー訪問をしたり、展示会などで直接お客様にPRしたことを覚えています。」

-ユーザーの方々の反応はどうだったんでしょうか?
Oさん「実はいきなりドカーンと広まることはなかったんですよね。ただ、自分たちの製品に自信はあったので地道に広報PR活動を続けました。使っていただいた方々からは「とにかく見やすくて使いやすいし、TONEのトルクレンチというだけで安心。」といったありがたい声をいただけました。」

Oさんが当時の貴重な資料を見せてくれました!!
TONEの歴史を感じます。
トルクレンチ発表当時の雑誌インタビュー記事も見せていただきました!

今やTONEといえばトルクレンチといった声もいただけていますが、大先輩の方々の長く地道な活動と情熱の上に成り立っているんだなと実感しました。私も見習ってさらに精進しなくては!!

ちなみにTONEの最初のトルクレンチは「T3M50」「T3M100」「T4M200」の3種類だったとのこと。今やTONEのトルクレンチは「標準タイプ」や「コンパクトタイプ」「モンキタイプ」「差替式」など多くのタイプがあり、それぞれのタイプに多くのトルク範囲がラインアップされていて、なんと合計約180種類程度のトルクレンチがあります!!
「ニーズに合わせてトルクレンチの種類と能力範囲を増やしていった結果、こんなにもラインアップが広がっていった。」とOさん。

先端形状も多くの種類をラインアップしています。

これは選ぶ方も一苦労ですね...。「トルクレンチが欲しいけど、どれを買ったらいいか分からない。」という声が聞こえてきます。そんな方々のために、近いうちにトルクレンチの選び方もご紹介できればと考えています!!乞うご期待!!

この他にもTONEの工具と歴史をいろいろ教えていただけましたが、一回では書ききれない話になってしまったので、今回はこのあたりで区切ろうと思います。(Oさんにまた出演依頼をしなければ!!)

今やTONEを代表する製品の一つであるトルクレンチの歴史を教えていただけて、私は終始興味津々でした。お読みいただいた皆様も楽しんでいただけていれば幸いです!!

最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回もよろしくお願いします!!


製品詳細は下記からご確認いただけます。

左からTMN、TMNCH、TD、TMWM

プレセット形トルクレンチ

■TMNシリーズ
TONEスタンダードモデルのトルクレンチ
製品詳細はコチラ

■TMNCHシリーズ
ヘッドがコンパクトでギアの歯数も72枚と送り角が小さいモデル
製品詳細はコチラ

■TDシリーズ
ヘッドが差替式で一本で様々な使い方ができるトルクレンチ
製品詳細はコチラ

■TMWMシリーズ
ヘッドがモンキレンチになっているため様々な二面幅に対応可能
製品詳細はコチラ

この他にも多数のトルクレンチをラインアップしております。
詳細はコチラ

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