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2024.10.26 その他

全日本ダートトライアル選手権 第8戦【田口勝彦】

24年シリーズ最終戦の第8戦は広島県安芸高田市のテクニックステージタカタで開催されました。

全クラス合計160台のエントリーに対し、157台の参加、Dクラスは15台の出走となりました。ヘアピンやS字、ジャンピングスポット、長いストレートなどがミックスされた非常にテクニカルなコースレイアウトとなっています。

路面は土の硬質ダートに砂利が乗り、走行が進むにつれ砂利は捌け、土が掘られて轍になり、走行ラインの外には畝のように土が柔らかく堆積していきました。コース幅は総じて広くはないためラインに自由度は少なく、またラインを外した時のロスも大きいコースでした。朝一番は霧の中、走行する頃には霧が晴れ、気温は夏日、時折日差しが強くなる天気により、散水してもすぐに路面が乾くため、終始土煙が立ちこめ、視界を遮られる場面もありました。

中間ベストを記録した直後に田口選手の目測が合わず転倒、DNFとなってしまいました。損傷を確認し、まだあきらめるには早いと判断したため、場所を変えて夜を徹して修復作業を行いました。翌朝、無事に公式車検をパスすることが出来ました。応急処置で走れるところまでは持っていけましたが、空力パーツ(リアウィングおよびカナード)を欠いた手負いの状態では一歩及ばず0.389秒差で4位となりました。

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