2024 SUPER GT300 Rd8 決勝【堤優威、平良 響】
風は強いものの雲ひとつない晴天となったモビリティリゾートもてぎ。決勝前には20分間のウォームアップ走行が行われ、平良から堤に交代して車両の状態を確認した。今回は最終戦のひとつ前のレースということでサクセスウェイトは半減となるが、最大積載量の50kgに変化はない。
決勝レースは気温22℃、路面温度31℃とこの時期としては高めの13時7分にスタート。平良は16位というポジションをキープしてオープニングラップをクリアし、3周目にはスローダウンした車両をかわし15位へ順位を上げた。さらに8周目には目の前を走行していた車両のホイールが外れ脱落し、難なく14位へ。そして5台による10位争いのグループに加わったが、オーバーテイクのチャンスはなかった。
レースの1/3を消化した19周で平良はGT300クラスの先頭を切ってピットイン。ここで堤に交代しタイヤ無交換でピットでの作業時間を短縮。他の車両も早めのピット作業を進めており、27周目には8位まで順位を上げることに成功した。しかしフレッシュタイヤに交換した車両とは1周あたり1〜2秒のタイム差があり、堤は徐々にポジションダウンし33周目にはポイント獲得圏内の10位からドロップ。このコースに合っているミッドシップのFIA GT3車両にかわされ、最終的には58周で13位のチェッカーを受けた。この結果、ポイントランキングはトップと20点差の3位となった。最終戦では上位2チームの結果待ちとなるが逆転の可能性は残っているため、全力で戦うレースとなる。