2024 SUPER GT 第8戦 MOTEGI【平峰一貴、ベルトラン・バゲット】
11月2日(土)~3日(日・祝)にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で2024 SUPER GT第8戦が実質的な7戦目として開催されました。予選10位からスタートした平峰一貴/ベルトラン・バゲット組のMARELLI IMPUL Zはレース終盤7位までポジションアップし、さらに上位を狙いましたが給油トラブルから燃料が不足し緊急ピットイン。スプラッシュ給油し復帰するも悔しい11位でレースを終えました。
11月2日(土曜) 公式予選
天候:雨 コース:ウエット
気温/17℃ 路面温度/19℃
観客1万2300人
9月に開催される予定だった第5戦の鈴鹿ラウンドが台風の影響で12月に延期されたため2024 SUPER GT 第8戦 MOTEGI GT300km RACEが栃木県のモビリティリゾートもてぎで11月2日(土)~3日(日)に実質的な7戦目として開催されました。例年は最終戦として開催されるこのレースはサクセスウェイトなしのレースとしての戦いでしたが、今回はサクセスウェイトを半減しての戦いとなりました。No.12 MARELLI IMPUL Zはこれまでにドライバーズポイントを36pts.獲得しているため36㎏のサクセスウェイトを搭載しての戦いです。
11月2日(土)に行われる予選日は今回も雨に見舞われました。午前9時から行われた公式練習で6回も赤旗が出される展開。その難しいコンディションの中、No.12 MARELLI IMPUL Zは5番手となる1分50秒606のタイムをマークし午後の予選に期待がかかります。午後から行われた予選もウェットコンディション。Q1はベルトラン・バゲットが担当し1分51秒394のタイムで10位、Q2を担当した平峰一貴は1分49秒332でこのセッションの8番手のタイムを記録しましたが、2人の合算タイムは3分30秒726で予選結果は10位となりました。
11月3日(日) 決勝
天候:晴れ コース:ドライ
気温/21℃ 路面温度/29℃
4.801㎞×63LAPS=302.463㎞
観客/3万人
予選から一夜明けた決勝はまさに秋晴れというにふさわしい青天に恵まれました。13時ジャストに栃木県警の警察車両の先導によるパレードラップがスタート。続いて1周のフォーメーションラップの後、13時07分に決勝レースが正式にスタートしました。全車クリーンなスタートを切り順位の変動はなし。今回もNo.12 MARELLI IMPUL Zのスタートドライバーを務めたベルトラン・バゲットは序盤はスタート時の順位、10位をキープして走行していました。6周目から7周目にかけてGT300クラスの車両トラブルのため1回目のFCY(フルコースイエロー)、8周目から9周目にかけて別のGT300クラスの車両がコースアウトしたため2度目のFCYとなりました。その2度目のFCYが解除されたタイミングの混乱でNo.3 高星明誠(Z)、No.24 名取鉄平(Z)の2台が先行する一方、No.37 笹原右京(スープラ)がトラブルでピットインし、ベルトラン・バゲットの駆るNo.12 MARELLI IMPUL Zはポジションを一つ下げ11位となりました。レースの3分の1が経過し、22周から24周を終了したタイミングで全車がピットインしドライバー交代。ベルトラン・バゲットから平峰一貴に交代したNo.12 MARELLI IMPUL Zは25周目にはスタート時点と同じ10位を走行していました。
レースの半分を消化した32周終了時点でも平峰一貴は10位を走行していましたが、前を走るNo.17 塚越広大(シビック)との差は1秒以内。そして37周に平峰一貴は塚越広大を捕らえ9位に浮上。39周目にはNo.3 三宅淳詞(Z)を捕らえ8位にポジションを上げ、平峰一貴はさらに上位をうかがいました。残り10周、No.14 福住仁嶺(スープラ)がスローダウンしたため平峰一貴の駆るNo.12 MARELLI IMPUL Zは7位にポジションアップしました。しかし、レースの残り3周。60周を終えたタイミングで平峰一貴は緊急ピットイン。スプラッシュ給油してレースに復帰しましたが、No.12 MARELLI IMPUL Zは11位でレースを終えることになりました。