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2024.08.29 SUPER GT

ドライバーの頑張り、チームの踏ん張りで得た2ポイント【UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI】

8月4日(決勝)
富士スピードウェイで開催された2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4「FUJI GT 350KM RACE」は、灼熱の太陽の下、夏休みのビッグイベントとして早朝から大観衆がサーキットに詰めかけ、熱気に包まれたレースとなりました。
サポートレースも無事終了し、ドライバーアピアランス等が賑やかに展開され、ファンのテンションも最高潮に達する頃、スタートに向けて20分間のウォーミングアップ走行が実施されました。VELOREX(Team LeMans)の6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは予定されていたプログラムを着実にこなし、9番手タイムをマークしていました。
決勝レースに向けて、午後2時30分にフォーメーションラップがスタート。気温35℃、路面温度56℃、湿度46%という過酷なコンディションの中で、77周、350kmのレースがスタートしました。
スターティングドライバーの片山義章選手は第1コーナーをポジションキープの11番手で通過。しかしスタート直後の混戦の中、前を行くマシンに15コーナーで追突してしまったために警告を受けることとなってしまいました。
それでも気持ちを切り替えて前を行くマシンを追う片山義章選手はコンスタントなラップで11番手をキープしつつ周回を重ねていきます。
7周目に前のマシンを1台パスし10番手に浮上。しかし再び13周目に抜き返され11番手にドロップ。その後もミスなくコンスタントに1分40秒台で周回を重ねていきます。15周を過ぎる頃には、気温33℃、路面温度50℃とやや気温、路面温度共に下がり始めましたが、中盤戦に向けてそれでも猛烈な暑さの中、過酷なバトルが淡々と続けられていきます。
レース中盤、27周目にやや早めのタイミングでピットに飛び込んだ片山義章選手はタイヤ交換、給油を終えてロベルト・メリ・ムンタン選手に交代。17番手でコースに復帰した6号車は、そこから追い上げを開始します。
31周目に16番手、33周目に15番手へと浮上し、各チームのピット作業が落ち着いた段階で、44周目には12番手までポジションをアップしてきました。
二日間で55200人もの大観衆が集まった富士スピードウェイ。午後4時を越えるころにはレースも終盤戦を迎えることとなります。熱射病に気遣うほどの暑さだったサーキットの上空に雲が広がり始め、やや涼しくなりつつありました。
ロベルト・メリ・ムンタン選手の追撃はやまず、55周目には11番手までポジションを上げ、58周目には上位を行くマシンにドライブスルーペナルティが出たため10番手へと浮上し、さらに前をいくマシンを捕えて59周目には9番手まで浮上。60周目には8番手へ順位を上げ、残り10周に勝負を賭けます。
しかし逆に後方から速いマシンに肉薄され、厳しい状況に追い込まれましたが、ロベルト・メリ・ムンタン選手は最後までそのポジションを維持しようと抵抗を続けます。しかしラスト2周でそのポジションを維持しきれず、9位へとポジションダウン。
午後16時39分、GT500トップのマシンに350KMレースのチェッカーが振られ、レース終了。片山義章選手とロベルト・メリ・ムンタン選手が駆る6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIは70周をこなし、完走9位、ポイントフィニッシュを果たしました。

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