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2024.08.29 SUPER GT

第4戦富士、トラブルで戦線離脱の15位 【TGR TEAM SARD】

前戦鈴鹿から2ヶ月ものインターバルでの開催で今季2度目の富士スピードウェイが舞台となる「FUJI GT 350km RACE」。開幕戦2位表彰台以来、難しい序盤戦となったDENSO KOBELCO SARD GR Supra。
8月3日(土)午前に公式練習、午後にタイヤ1セットのみで戦うQ1+Q2のタイム合算式の公式予選、4日(日)決勝は14時30分スタート。レース距離は、350km(77周︓約2時間15分)で争われ、ピットストップは1回で1人のドライバーの最大運転周回数は51周まで。サクセスウェイトは現獲得ポイントの倍となる38kgを搭載する。重量増による富士でのタイムの落ち込みは、38kgだと約0.6秒弱。タイヤの持ち込みセット数はドライ5/ウェット6セットで、決勝スタートまで使うドライのマーキングは5セットとなる。
シリーズ前半4戦の締めくくりであり、後半戦を占う重要な一戦。夏休みとあってキャンプも兼ね、多くの子供達の来場が予想される富士スピードウェイ。各チームとも初めてのレース距離となる350kmへ向けて様々な戦略プランを細かく分析して臨んでくる中、チームではレース中でもフレキシブルに対応できる戦略プランを立てている。DENSO KOBELCO SARD GR Supraは、ドライバーポイントでトップと18ポイント差と離されてはいるが大量ポイントを獲得できれば追いつくことは可能で、ここから後半戦に向けて逆襲のターニングポイントとしたいところ。酷暑が続いて時折雷雨が訪れる不安定な天候や運も含め波乱が起きやすく、レース戦略と総合力があらためて試される第4戦富士。脇阪寿一監督のもとチーム一丸となって逆境に負けない強い心を持って、不撓不屈に勝利へ向かって突き進んでいった。

8月4日(日)
気温35度の猛暑日となった中、SUPER GT第4戦「FUJI GT 350km RACE」の決勝が行われ、13番グリッドから不撓不屈に勝利へ向かっていったスタート担当の関口は、オープニングで11位にポジションアップ。ペース良く前に食らいついていき、仕留めるチャンスを狙っていった。追い上げてきた後続の36号車に一瞬抜かれた後、すぐに抜き返したが、その攻防の中の26周目ストレートで300クラス車両を走路外から抜いた事によるドライブスルーペナルティを受けてしまい15位に。FCYを経て34周を終えてピットインで中山につなぎ、ベストラップタイムを刻みながら諦めない走りをしていたが65周目に異音が発生しマシントラブルによる緊急ピットイン。ここで戦いを終えることとなった。ドライバーポイント獲得ならず、ランキング10位(計19点)に、チームポイントは1点を獲得しランキング11位(計26点)となった。

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