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2024.08.29 SUPER GT

Z勢最上位の5位でフィニッシュ! 【MARELLI IMPUL Z】

8月3日(土)~4日(日)富士スピードウェイ(静岡県)で2024 SUPERGT第4戦が開催されました。ベルトラン・バゲットが予選6位からスタートし、すぐさま5位にポジションアップしたものの、戦略とピットストップも
ベストとはいかず、ドライバー交代後にポジションダウン。
ステアリングを引き継いだ平峰一貴が後半巻き返して2台をオーバーテイクするも表彰台には届かず。No.12 MARELLI IMPUL Zは5位でフィニッシュ。ドライバーズポイント6pts.を獲得したものの悔しさが残る!

8 月3日(土)公式予選
6月に三重県の鈴鹿サーキットで開催された第3戦からまるまる2か月のインターバルで、8月3日(土)~4日(日)2024SUPER GT 第4戦FUJI GT 350km RACEが静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
今回までに平峰一貴/ベルトラン・バゲット組のNo.12 MARELLI IMPUL Zはドライバーズポイント13pts.を獲得。このレースではサクセスウエイトを26㎏搭載しての戦いとなりました。
予選日は標高600mの高地にある富士スピードウェイにもかかわらず気温33℃という夏日。路面温度は54℃というドライバーにもタイヤにも車両にも厳しいコンディションとなりました。
今シーズンからQ1とQ2のタイムの合算でスターティンググリッドが決定することになった予選。2万人以上の観客が見守る中、 Q1に出走した平峰一貴は1分28 秒316のタイムで4 位。トップとの差はわずか0.3秒でした。
Q2を担当したベルトラン・バゲットは1分28秒782をマーク。二人の合算タイムは2分57秒098となり6位。
No.12 MARELLI IMPUL Zは6位からスタートすることになりました。

8月4日(日) 決勝
決勝日は予選日を上回る気温35℃の猛暑日となりました。決勝に先駆けて行われたウォームアップ走行ではNo.12MARELLI IMPUL Zは1分30秒120でトップタイムをマーク。決勝での走りに期待がかかります。
今回のレースは350㎞。1周4.563㎞の富士スピードウェイを77周する戦いです。給油の義務もタイヤ交換の義務もありませんが、実質的に無給油、タイヤ無交換で戦えるGT500 のチームはありません。また一人のドライバーがレースの3分の2以上を走ることができないのは変わりません。
14時30分に予定通り静岡県警のパレードラップがスタート。続いてもう1周フォーメーションラップが行われた後、3万人以上の観客が見守る中、14時37分04秒に正式なスタートが切られました。
スタートドライバーのベルトラン・バゲットは第1コーナーでNo.17 太田格之進(CIVIC)をオーバーテイクし5位にポジションアップ。さらに前を追い続けましたが、9周目には後方からNo.14 福住仁嶺(スープラ)が迫ってきました。ポジションを守り続けていたNo.12 MARELLI IMPUL Zのベルトラン・バゲットでしたが、13周目のAコーナーで抜かれ6位に後退。スタート時と同じポジションに戻りました。
27周から29周の間、GT300 クラスの車両がシケインでストップしたためFCYとなりましたがGT500クラスのレース展開には影響はありませんでした。
31周を終了したタイミングでNo.38 石浦宏明(スープラ)がピットインし大湯都史樹に交代し、No.12 MARELLI IMPULZは5位。32周終了のタイミングでNo.100 山本尚貴(CIVIC)がピットインし牧野任祐に交代し、No.12 MARELLI IMPUL Zは4位。33周終了のタイミングでNo.64 伊沢拓也(CIVIC)がピットインし大草りきに交代しNo.12 MARELLI IMPUL Zは3位。34周終了のタイミングでトップを走行していたNo.8 野尻智紀(CIVIC)がピットインし松下信治に交代、No.14 福住仁嶺(スープラ)もピットインし大嶋和也に交代したためNo.12 MARELLI IMPUL Zはトップ立ちました。そして、その直後の35周終了のタイミングでベルトラン・バゲットがピットインし平峰一貴にステアリングを託しました。
平峰一貴の駆るNo.12 MARELLI IMPUL Zは9位でコースに復帰。まだドライバー交代を行っていなかったNo.37 笹原右京がジュリアーノ・アレジに、No.36 坪井翔が山下健太に それぞれ交代するためピットインし全車がドライバー交代を完了。この結果、No.12 MARELLI IMPUL Zは7位となりました。
その後、平峰一貴は49周目の第1コーナーでNo.17 塚越広大(CIVIC)をオーバーテイクし6位にポジションアップ。さらに、残り10周となった68周目のシケインでNo.64 大草りきをオーバーテイクし5位にポジションアップ。平峰一貴はその後も表彰台を目指しプッシュし続けましたが、5位で350㎞のレースを終えました。

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